犬の訓練士である弟に対する兄の思い


 私は犬がとても苦手である。道を歩いていてもよく吠えられて、恐れを感じている。何を考えているのかわからないし、理解し合うための会話が成り立たないのが原因である。しかし、犬は、弟になつき、従う。いったいこの違いは何なのだろう。
 歴史上、人間と犬との関係はとても長いが、とても微妙な関係であると感じている。弟に言わせれば、「如何に信頼関係を作りながら、かつ、主従関係を教え込むかだ」そうだ。概念としては理解できる。犬はもともとオオカミの亜種であり、群を作って行動し、上下関係のある社会性のある動物である。従って、人間がその群のリーダーであることを理解させれば良いのだ。頭でっかちな私はこうして理屈をこねることは出来るが、具体的にはどうすればいいのかさっぱりわからない。

 何度か弟が出場した「犬の大会」を見に行ったが、よく訓練されると、ここまで出来るのかと感動してしまった!!!
犬の訓練士達は、犬との会話が成り立っているのだ。それは、いわゆる飼い主と飼い犬の関係ではない。優秀な上司と優秀な部下の関係に似ていると感じた。二人で作り上げる至高の(究極の)世界だ。

 ここからは応援演説!!!

 たいていの犬を飼っていらっしゃる方々は、プロの訓練士というものにあまり馴染みが無いかもしれない。私自身も弟が訓練士になるまでは遠い存在であった。実際、弟が訓練士になってみて感じることは、何事もプロは違うということだ。数分前まで誰にでも吠えていた犬が吠えなくなり、自分勝手に走り回っていた犬が、人の後ろを従って歩く。一度、プロの技を試してみてはいかがでしょうか?新しい犬との関係を築くことが出来るでしょう!